本学大学院理工学研究科 物質科学専攻の柴田修一教授,矢野哲司准教授のグループは,同時に多波長のレーザー発振が可能な微小球レーザー発振器の開発に成功しました.
従来の光通信に使うレーザーでは基本的に単一波長(単一モード)での発振でしたが,200波から300波の多波長のレーザーを使う波長多重方式(WDM)が主流の現在の光通信システムでは,波長の違うレーザーを多数用意する必要があり,装置が大型化する原因となっていました.今回開発した微小球レーザー発振器を使えば,単一で多波長のレーザー発振が可能なため,著しく小型化できることを示しました.
(日経産業新聞2008年5月9日)
記事内容
本研究成果は2008年6月10日に東工大ホームページでも紹介されました
記事内容