東京工業大学田中順三教授,安部正紀教授らは肝臓がんや骨のがんなどに活用できる粒子を開発した.外側が骨の成分と同じアパタイト,内側が酸化鉄からなる.酸化鉄を温熱療法に活用できるほか,多孔質のアパタイトから抗がん剤を放出できるようにする.来年はじめから動物実験に着手し,三年後の実用化をめざす.(日経産業新聞2007年8月27日)記事内容